こんにちは。看護師のトトです。
『風邪を引いているわけじゃないのに、体が重い』
『しっかり寝ているのに疲れが取れない』
『冷えや乾燥がつらい』
そんな冬特有の不調を感じていませんか?
それ、冬バテが原因かもしれません。
ということで今回は、冬バテの原因と今日からできる対策をご紹介します。
冬バテの原因
冬バテとは?
冬バテとは、寒さや生活環境の変化によって起こる、
・冷え
・だるさ
・肌の乾燥
・食欲不振
・気分の落ち込み
などの不調をまとめた呼び方です。
病気ではないけれど『なんか調子が悪い状態』が続くのが特徴で、
特に40代以降・女性・一人暮らしの方に多くみられます。
冬バテの主な原因
1️⃣ 寒さによる血行不良
寒いと血管が収縮し、手足や内蔵への血流が低下します。
その結果、冷え・肩こり・疲労感が出やすくります。
2️⃣ 自律神経の乱れ
寒暖差(室内外の温度差)や日照時間の短さで、自律神経が乱れやすくなります。
これが、だるさ・眠りの質の低下・気分の落ち込みにつながります。
3️⃣ 乾燥した空気
冬は湿度が低く、肌や喉、鼻の粘膜が乾燥しやすい季節。
肌荒れだけでなく、免疫力低下の原因にもなります。
冬バテ対策5選
体を「外から」温める
・首、手首、足首を冷やさない
・薄着よりも重ね着を意識
・シャワーだけで済まさず、湯船に浸かる
✅️血流が良くなり、疲れにくい体に。
食事は「温かい・タンパク質」を意識
冬は体を温めるためにエネルギーを多く使います。
・スープ、鍋、味噌汁
・鶏肉、魚、卵、大豆製品
・生姜、ネギなど体を温める食材
✅️「簡単でも、温かいものを1品」がポイント!
水分補給を忘れない
冬は喉が渇きにくく、水分不足になりがち。
・白湯
・ハーブティー
・温かいお茶
✅️乾燥対策・血流改善に効果的です。
軽い運動で血流アップ
寒いからと動かないと、冬バテは悪化します。
・寝る前のストレッチ
・5〜10分の室内運動
・天気のいい日の短時間散歩
✅️「頑張らない運動」「ちょこっと運動」でOK!
睡眠と生活リズムを整える
日照時間が短い冬は、体内時間が乱れやすい時期。
・朝起きたらカーテンを開ける
・夜はスマホを早めに切り上げる
・寝る前に体を温める
✅️睡眠の質が上がると、だるさが改善しやすくなります。
こんな症状が続くときは注意
・何週間も強いだるさが続く
・気分の落ち込みが強い
・動悸や息切れがある
この場合は、冬バテではなく別の疾患が関係している可能性があります。
無理はせず医療機関に相談してください。
まとめ
冬バテは季節による体の自然な反応です。
日照時間の短い寒い時期を元気に過ごすためには、
✅️体を冷やさない
✅️温かいものを食べる・飲む
✅️適度に動く
✅️休息する
を意識するだけで、冬バテの症状は軽くなるはずです。
「なんとなく不調」を放置せず、自分をいたわる冬を過ごしましょう。
ご精読ありがとうございました。

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