こんにちは。看護師のトトです。
今日は、全身に栄養を送り届けている血管とその老化についてご紹介します。

血管の老化
血管も年をとる?
私たちの血管は年齢とともに少しずつ変化していきます。若い時は柔らかくてしなやかだった血管も、
加齢や生活習慣によって硬くなったり、狭くなったり、全身に栄養が行き渡らず老廃物が溜まってしまうこともあります。また、疲れやすくなったり、集中力も続かないなど、心身の不調を引き起こすこともあります。特に長時間座りっぱなしなどの生活を送っていると、血管の老化を加速させるので注意が必要です。
血管の老化が進行すると、以下のような病気のリスクが高まります。
・動脈硬化
・高血圧
・心筋梗塞
・脳梗塞
・脳出血
・認知症
・がん
・大動脈瘤
など
血管が老化する原因は?
血管の老化には、いくつかの要因があります。
◆加齢
避けられない自然現象ですが、進行を遅らせることはできます。
◆高血糖・高血圧・高脂血症
いわゆる生活習慣病が血管に負担をかけます。
◆喫煙
タバコは血管を収縮させ、血管内皮にダメージを与えます。
◆ストレス・睡眠不足
自律神経のバランスが乱れ、血管の緊張が続きます。
◆運動不足
血流が悪くなり、血管の弾力が失われやすくなります。
血管の老化を防ぐ5つの習慣
どうすれば、血管を若く保てるのでしょうか。日常生活でできる予防策をご紹介します。
1.バランスの良い食事を心がける
特に、野菜・果物・青魚・ナッツ類など、抗酸化作用や血液サラサラ効果のある食材を取り入れましょう。また、血管はタンパク質でできているので、毎日良質のタンパク質を食べるように心がけましょう。
2.適度な運動を習慣にする
ウォーキングや軽いストレッチをすることで血流がよくなり、血管が元気になります。
特に、ふくらはぎを鍛えると血液を上半身にきちんと送り返すことができます。
3.喫煙する
一番の血管への悪影響と言っても過言ではありません。今からでも喫煙することをおすすめします。
4.質の良い睡眠をとる
毎日6〜8時間を目安にしましょう。寝不足は血圧を上げ、血管に負担をかけます。
5.ストレスと上手くつきあう
趣味の時間や深呼吸など、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
まとめ
血管の老化は、見た目ではわかりにくい“体の中の老化”です。しかし、毎日の生活習慣を見直すことで、その進行を遅らせることができます。
「なんとなく疲れやすい」
「血圧が最近高くなった」
「肩こりがツライ」
などの体の不調サインを見逃さず、自分の体と向き合っていきましょう。
明日も元気に生きれますように。
ご精読ありがとうございました。




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