こんにちは。看護師のトトです。
忙しい毎日の中で、
「朝は食べないで昼と夜の2食で済ませる」
「昼にしっかり食べるから夜は控えめに・・・」
といった食習慣をしている方も多いのではないのでしょうか。
しかし、一日2食・まとめ食いの食生活は、体に思わぬ負担をかけることがあります。
ということで今回は、その健康問題についてご紹介します。

一日2食の健康リスクは?
血糖値の急上昇と糖尿病のリスク
まとめて食べると、一度に大量の糖質(炭水化物)が体に入ることになります。
その結果、血糖値が急上昇し、インスリンが過剰に分泌されます。
この状態が繰り返されると、インスリン抵抗性を招き、糖尿病リスクが高まります。
脂肪の蓄積と中性脂肪の上昇
空腹時間が長いと、体は「次の食事でエネルギーを蓄えておこう」と働きます。
そのため、まとめ食いは脂肪を溜め込みやすい体質を作り、中性脂肪やコレステロール上昇につながります。
結果として、肥満や動脈硬化のリスクが高まります。
胃腸への負担
一度に多く食べると、胃が急に広がり消化に時間がかかります。
その結果、胃もたれや胸やけ、逆流性食道炎の原因になることがあります。
さらに、腸内環境も乱れやすく、便秘や下痢などの不調を招きます。
筋肉量の減少と代謝低下
食事回数が少ないと、タンパク質がこまめに補給できず、筋肉の分解が進む可能性があります。
筋肉量が減れば、基礎代謝が落ち、痩せにくく、疲れやすい体になりやすいです。
集中力や気分への影響
長時間の空腹は低血糖を招き、集中力低下やイライラにつながります。
仕事や勉強のパフォーマンスも下がりやすいです。
まとめ
「一日2食でも大丈夫」と感じていても、体の中では血糖値・脂質代謝・筋肉・消化器などにじわじわと負担がかかっています。
理想は、一日3食をバランス良く、無理なら間食で栄養・エネルギーを補給することをおすすめします。
食生活を整えるのは、薬やサプリメントよりも最も重要な健康のための「投資」になりますよ。
明日も元気に過ごせますように。
ご精読ありがとうございました。




コメント