中性脂肪が高いのは食べ過ぎだけが原因じゃない!?生活習慣と体のサインを見直そう。

健康

こんにちは。看護師のトトです。

健康診断で「中性脂肪が高めですね」と言われたことはありませんか?
つい「食べ過ぎかな」「甘いものをひかえればいいか」と思いがちですが、
中性脂肪が高くなる原因は食事だけではありません。

ということで今回は、中性脂肪が高い原因と、生活習慣と代謝バランスの関係についてご紹介しまう。

中性脂肪が高くなる原因&改善方法

中性脂肪とは?

中性脂肪は、私たちの体にとって「エネルギーの貯金」になります。
食べすぎたエネルギーを一時的に脂肪として蓄える働きがあります。
しかし、そのエネルギーが使われずに溜まりすぎると、血液がドロドロになり、動脈硬化や脂肪肝、糖尿病などのリスクを高めます。

原因①食べ過ぎ・飲み過ぎ

原因で最も多いのは、糖質とアルコールの摂り過ぎです。
中性脂肪は、余った糖やアルコールが肝臓で脂肪に変わって作られます。

・甘い飲み物やお菓子、白米、パン、麺類の摂り過ぎ
・アルコールの飲み過ぎ(特にビール・日本酒)
・夜遅くに食べる食事、おやつ

これらが続くと、体が脂肪を溜め込みやすい状態になります。

原因②運動不足

エネルギーを使う機会が少ないと、中性脂肪は燃焼されず、血液中に残ってしまいます。
ウォーキングや階段の使用など、「日常的に動く習慣が減る」だけでも、影響が出ることがあります。

原因③睡眠不足・ストレス

意外に見落としがちなのが、ホルモンバランスの乱れです。
睡眠不足やストレスは、インスリンの働きを悪くし、脂肪が分解されにくくなります。
「寝不足が続いて検査値が悪くなった」という方も少なくありません。

原因④遺伝や病気

中性脂肪が高い方の中には、遺伝的な体質や甲状腺・糖代謝の異常が関係している場合もあります。
生活習慣や食事を整えても改善しない場合は、医療機関での検査をおすすめします。

改善のポイント

✅️主食は「少し控えめ」を意識する(糖質オフよりも量の調整を意識する)

✅️野菜・きのこ・海藻で食物繊維をプラスする

✅️アルコール摂取量を控えて、週の半分は休肝日にする

✅️1日20〜30分のウォーキング

✅️睡眠時間は6時間以上とる

急なダイエットは筋肉量低下などで基礎代謝が下がってしまう可能性があります。
無理はせず、日常の小さな積み重ねが中性脂肪を改善するポイントです。

まとめ

中性脂肪が高いのは、「食事だけの問題」と思われがちですが、実は体のリズムや生活全体のバランスが影響しています。
「少し食事を整える」「寝る時間を確保する」など、できることから始めてみましょう。

明日も元気に過ごせますように。
ご精読ありがとうございました。

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