こんにちは。看護師のトトです。
仕事終わりの1杯。
友人との乾杯。
ほっと一息つきたい夜の晩酌。
気分転換やストレス解消に、お酒が日常の一部になっている人は多いと思います。
でも、ふと、「このままで大丈夫かな?」「こんなに飲んで体は平気かな?」と感じることもあるのではないでしょうか。
今回は、「休肝日って本当に必要なの?」についてご紹介します。

休肝日
「休肝日」とは?
「休肝日」とは、その名の通り、「肝臓」を休ませる日のことです。
アルコールを一切摂取しない日を週に1〜2回設け、肝臓の負担を軽減しようという健康習慣です。
日本では、厚労省の推奨しており、飲酒量が多い人ほど意識して取り入れたい習慣です。
なぜ肝臓を「休ませる」必要があるの?
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、多少のダメージでは症状が出ません。
ですが、アルコールを毎日摂取すると、肝臓は常に分解作業に追われて疲弊します。
この状態が続くと、以下のようなリスクがあります。
・脂肪肝
・アルコール性肝炎
・肝硬変
・肝がん
「たった1杯」が、積み重なれば確実に負担になります。
毎日飲む人の「休肝日」がもたらすメリット
毎日、お酒を飲む習慣がある人が「休肝日」を設けることで得られるメリットは以下の通りです。
・肝機能の改善
・睡眠の質の向上
・肌や体調の変化に気づける
・飲酒習慣を見直すきっかけになる
特に健康診断などで「γ-GPT」の値が高かった人は、休肝日を設けることで数値が改善することもあります。
休肝日ってどのくらい必要?
一般的には、週2日はアルコールを摂取しない日を設けるのが理想的です。
ただ、無理はせず、週1日から始めてみましょう。
休肝日がストレスになる方へ
「我慢するほうがストレスになって、体に悪いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
そんな場合は、以下のような工夫もオススメします。
・ノンアルコールドリンクを楽しむ
・食後のルーティンを変えてみる(お茶・お風呂・読書・散歩など)
・一緒に飲んでた人にも休肝日を提案してみる
無理のない形で、「肝臓を休ませる」意識を持つことが大事です。
まとめ
お酒は、飲み方次第で人生を豊かにしてくれるツールでもあります。だからこそ、上手に付き合うことがたい大切です。「休肝日」を設けることで、健康な体を維持しお酒も美味しく飲めることができます。
まずは週に1回の「飲酒しない日」から始めてみてください。
ご精読ありがとうございました。




コメント