コーヒーは体に良いの?悪いの?水分補給の代わりになるの?

健康

こんにちは。看護師のトトです。

「朝はコーヒーで始める」という方、多いのではないのでしょうか。
コーヒーにはリラックス効果や眠気覚ましなどのメリットがある一方で、「飲み過ぎはよくない」「水分補給にはならない」といった情報もあります。

ということで今回は、コーヒーは体に良いのか、悪いのか?水分補給の代わりになるのか?を医療からの視点でご紹介します。

コーヒー

健康効果はあるの?

主な健康効果は…
抗酸化作用:ポリフェノールによる老化予防
糖尿病予防:インスリンの働きを助ける可能性がある
脳の活性化:カフェインによる集中力・記憶力UP
うつ病予防に効果的:気分を前向きにする作用
肝臓の健康維持:脂肪肝や肝硬変のリスク低下といった報告がある

ただし、飲み過ぎや体質によっては逆効果になることもあるので注意が必要です。

水分補給になるの?

「コーヒーには利尿作用があるから、水分補給にならない」と言われています。
しかし、健康に問題がない方は“水分”とカウントしても良い場合があります。

コーヒーも“水分”としてカウントしても大丈夫
コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用がありますが、日常的に飲んでいる方は体が慣れてしまっているため、重症な脱水には繋がりにくいとされています。
しかし、実際には摂取したコーヒーの量のうち、およそ50〜70%程度が体に吸収されるとされており、ある程度の水分補給にはなります。
注意が必要!
・大量に飲むと逆効果:1日4杯以上のカフェイン摂取で利尿が強まり、かえって水分が排出される可能性もあります。
・運動後や発熱時など、体への水分補給には不向き体に“水分”を補給することが目的の場合は、水や経口補水液、麦茶が適しています。

上手な飲み方

コーヒーは以下のポイントに気をつけて飲みましょう。

1日あたりの適量を守る
・目安は1日2〜3杯程度(カフェインで約200〜300mg)
・妊娠中、授乳中、高血圧や不整脈がある方は医師に相談しましょう。
空腹時に飲みすぎない
・胃に刺激を与えやすく、胃痛や胃もたれの原因になります。
「コーヒー+水」をセットにする
・利尿作用を抑えるためにも、コーヒー1杯につき、水をコップ1杯飲む習慣をつける。

まとめ

コーヒとーは、適量を守れば健康にもメリットがあり、水分補給にもある程度役立ちます。
しかし、体質や体調によってはデメリットもあるため、「コーヒー=万能ドリンク」と認識するのは要注意です。
水分補給の観点から見ると、あくまでも「補助的な飲み物」と位置づけして考えましょう。
特に、これからの暑い季節、汗をかいた後や発熱したときなど、しっかりと水や経口補水液、麦茶などで水分を補給しましょう。
明日も元気に生きられますように。
ご精読ありがとうございました。

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