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知らないと危ない!成人の脱水症状のサインと正しい対策 | 幸せが一番、健康も一番

知らないと危ない!成人の脱水症状のサインと正しい対策

健康

こんにちは。内科クリニックで働く看護師のトトです。

皆さんは、日頃から水分補給はしっかり行っていますか?
脱水=夏、高齢者
というイメージがあるかもしれませんが、実は働き盛りの成人でも脱水になる可能性は十分あることをご存知ですか?
特に、オフィスワークの方やスポーツ、飲酒、ダイエット中の方は要注意です。

ということで今回、成人に多い脱水についてご紹介します。

成人の脱水

脱水症とは、体液量が正常範囲を下回った状態を指します。体液は、細胞内液(細胞内に存在する水分)と細胞外液(血漿・間質液など)に分類されます。
成人では、体重の約55〜60%が水分です。このうちの約5%の水分が失われると脱水症状や熱中症などの症状が現れ、10%失うと筋肉の痙攣や血液循環不全などの重篤な障害が発生します。20%失うと生命の危機や死亡に至ることがあります。

脱水の原因

脱水の主な原因は以下の通りです。

不感蒸泄
不感蒸泄とは、呼吸や皮膚からの無意識に水分が損失することです。安静時でも1日に約900mL失われています。特に冬場は空気が乾燥し暖房も使用により湿度が下がるため、不感蒸泄による水分の喪失量が増え、のどの乾きを感じにくいこともあって水分摂取量が減り、脱水になりやすくなります。
発汗
汗をかくことで体内の水分や電解質(特にナトリウム)が失われ、そのまま水分補給しないと脱水症になりやすくなります。特に暑い環境や運動時は大量の汗をかくため、脱水リスクが高まります。
利尿作用
アルコールは強い利尿作用があり、飲んだ水分以上に尿として排出されるため、脱水状態になりやすいです。さらに、アルコールの分解にも体内の水分が使われるため、脱水リスクが高まります。
食事制限
ダイエットなどで炭水化物を減らすと、体内のグリコーゲン(筋肉や肝臓に蓄えられた糖質)が分解・消費されます。グリコーゲンは水分と結合して蓄えられているため、グリコーゲンが減ると同時に3〜4倍の水分も一緒に失われてしまいます。

脱水症状

脱水症状は以下のような段階で症状が異なります。
1.初期症状
脳の血流低下により、頭痛や集中力低下、眠気が起きます。
2.中等度症状
皮膚の弾力低下、起立性低血圧(立ち眩み)、筋肉の痙攣など。
3.重度症状
意識障害、循環血液量低下のショックに至ることがあります。

こんな人は特に要注意

特に脱水リスクが高い方は、以下の通りです。

長時間のデスクワークをする方
→飲水を忘れがちになる
サウナによく行く方
→発汗による急激な体液減少が起こる
持続系スポーツをする方
→長時間にわたる発汗+ナトリウムを喪失している
糖尿病の方
→高血糖による浸透圧利尿(尿量が増加する)の症状がでる可能性がある
消化器疾患のある方
→下痢や嘔吐を繰り返すことで水分が喪失する

正しい水分補給のポイント

脱水症の予防・改善は、水だけを大量摂取してしまうと低ナトリウム血漿を引き起こすリスクがあります。軽度〜中等度の脱水の場合は、経口補水液(OS1など)の使用を推奨します。また、自作で水1Lに対して、塩分3g+砂糖20〜40gを入れたものでも良いでしょう。
飲み方のポイントは、15〜20分ごとに100〜150mLずつ摂取することをおすすめします。
なお、運動中や高温環境下で作業をする方には、ナトリウム含有飲料(スポーツドリンクなど)を活用すると良いでしょう。

脱水になってしまったら?

脱水症を疑う症状が出た場合は、意識が明瞭なら、速やかに水分+塩分を補給しましょう。
意識障害や歩行困難などの重症の場合は、ただちに医療機関へ搬送しましょう。

まとめ

成人でも、脱水症状は決して放っておくのはとても危険です。日常生活や運動時に「喉が乾く前に飲む「適切な電解質バランスを意識する」ことが重要です。体調不良を感じたら、疲れや睡眠不足などと決めつけず、まず脱水の可能性を考慮してみることも大切です。

明日も元気に生きられますように。

ご精読ありがとうございました。

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