こんにちは。内科クリニックで働く看護師のトトです。
みなさんは、ご自身の血圧はどのくらいかご存知ですか?
健康診断や人間ドックで高血圧と判定された方もいるかも知れません。
すでに「高血圧症」と診断されて、治療を始めた方もいるかも知れません。
今回は、
血圧管理が必要な方、必見!
自宅での正しい血圧測定方法をお伝えします。

血圧を測るタイミング
血圧は、運動や食事、睡眠不足、ストレス、入浴、飲酒、喫煙、気温、服薬などで変動します。
診察をする時「自宅での血圧の値」は、とても大切な情報です。
しかし、自宅で測定した「血圧値」が何かの影響によって変動してしまうと、
どの数値が正しいのか、判断ができなくなってしまいます。
では、血圧を測る『適切なタイミング』とは・・・?
それは、毎日、朝と夜の2回です。
朝は、起床後1時間以内、朝食前
夜は、就寝前
です。
それぞれ、リラックスした状態で行ってください。
血圧の正しい測り方
血圧は、右腕で測定しましょう。
血圧には通常、わずかですが左右差があります。
これは、心臓からの血管が左腕よりも、右腕の方が近いからです。
左右差の目安は10mmHgですが、
それ以上の差がある場合は一度主治医に相談してみてください。
まず、
- 背もたれのある椅子に座り、リラックスします。
- カフ(腕帯)を巻く方の腕は素肌か薄手の肌着にします。
- カフを肘の内側から2〜3cm上にカフの下端がくるように巻きます。
- カフを巻く強さは、指が1〜2本入る程度です。緩すぎても、キツすぎても、よくありません。※
- 心臓と同じ高さになるように腕を伸ばします。
※カフを緩く巻きすぎると血圧値が高く出る可能性があります。きつく巻きすぎると血圧が低く出たり、不正確になる可能性があります。
自宅で測る血圧値の目安
降圧目標値は、年齢や合併症によって違いがあります。
高血圧症で通院している方は、必ず主治医に相談してください。
自宅での血圧値を「家庭血圧」といいます。
家庭血圧の目標値は、
75歳未満で、125/75mmHg未満
75歳以上で、135/85mmHg未満(目安)
を参考にしてください。
まとめ
高血圧には、本能性高血圧と二次性高血圧の2種類あります。
日本人の約9割は本能性高血圧といわれています。
体質や塩分の摂り過ぎ、肥満、過度の飲酒、運動不足、ストレス、喫煙などが原因で発症すると考えられています。
自宅に血圧測定機がない方は、薬局やスポーツジム、役場、ショッピングモールなどに設置してされてる場合があるので、
ぜひご自身の「血圧値」を確認してみてください。
明日も元気に生きられますように!
ご精読、ありがとうございました。

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