焦げたパンは体に悪いの?焦げの正体とは。

健康

こんにちは。内科クリニックで働く看護師のトトです。

朝のトースト、うっかり焼きすぎて焦がしてしまった・・・なんて経験ありませんか?
「これって体に悪いのかな?」と気になりながら、そのまま食べてしまう人も多いはず。

ということで今回は、焦げたパンは体に与える影響について、解説していきます。

焦げについて

焦げは体に悪い?

焦げたパンは「アクリルアミド」という物質が含まれていることがあります。
これは、パンやポテトなど、デンプンを含む食品を高温で加熱すると自然に発生する化学物質です。

アクリルアミドとは?

アクリルアミドは、動物実験では「発がん性の可能性がある」とされている物質です。
ただし、人間にとって有害かどうかについては、まだはっきりとした結論が出ていません。
ですが、長期的・大量に摂取すつことは避けた方が良いとされています。

一口食べただけでも危ないの?

結論からいうと、たまに焦げた部分を食べたからといって、すぐに健康に影響がでることはありません。問題になるのは「週間的に」「繰り返し」焦げた食品を食べ続けることです。
毎朝、真っ黒なトーストを食べている・・・というような場合は、少し注意が必要です。

焦げと酸化の違いは?

焦げ
食べ物を高温で加熱しすぎるときに起こる「熱分解」や「メイラード反応」によってできる現象です。特に炭水化物が高温になると、黒く焦げ、アクリルアミドなどが発生します。
酸化
酸化」は、物質が酸素と結びつく化学反応のことです。体内では、脂質や細胞が酸化すると、老化うあ病気の原因になる「活性酸素」が生まれます。油の劣化や体のサビ、と表現されることもあります。

まとめ

健康は、こうした日常のちょっとした選択の積み重ねで作られます。“美味しそうな焼き色”と“焦げすぎ”の違いを意識するだけでも、未来の体への労りにつながるかもしれません。
これからも、焼き過ぎに注意して、美味しい朝食を楽しんでください。

明日も元気に生きられますように。

ご精読ありがとうございました。

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