こんにちは。看護師のトトです。
👨 「健康診断で尿酸値が高いと言われたけれど、特に症状ないし大丈夫?」
そんなふうに思っていませんか?
尿酸値が高い状態(高尿酸血症)は、自覚症状がほとんどないため放置されやすい一方で、
ある日突然、足の親指が激しく痛む“痛風発作”を起こすことがあります。
さらに、放置すると痛風だけでなく、
腎機能低下や尿路結石、生活習慣病のリスクにも関係するといわれています。
ということで今回は、健康診断で尿酸値あ高いと言われた方に向けて、痛発作の原因・前兆・予防法をご紹介します。

健康診断で尿酸値を指摘されたら要注意
尿酸が高いとは?
尿酸とは、体内で「プリン体」が分解される際にできる老廃物です。
通常は尿や便と一緒に排出されますが、
⚠️ 尿酸が作られすぎる
⚠️ 尿酸がうまく排出されない
⚠️ その両方が起きている
と、血液中の尿酸が増えてしまいます。
一般的に、尿酸値が7.0mg/dLを超える状態を「高尿酸血症」と呼びます。
ただし、数値だけでなく、痛風発作の既往や腎機能、合併症の有無も重要です。
「少し高いだけだから」と自己判断せず、まずは生活習慣を見直すきっかけにしましょう。

なぜ尿酸値が高くなる?主な原因
① 食生活の乱れ
プリン体を多く含む食品の摂りすぎは、尿酸値上昇の原因になります。
摂りすぎに注意したいのも:
⚠️ レバー類
⚠️ 白子
⚠️ 魚卵
⚠️ 干物
⚠️ アルコール
ただし、“プリン体だけ”を気にすればいいわけではありません。
実は、
✖️ 食べ過ぎ
✖️ 肥満
✖️ 糖質・果糖の摂り過ぎ
✖️ 飲酒習慣
の影響も大きいことが知られています。
② 水分不足・脱水
意外と見落としされるのが脱水です。
水分不足になると血液中の尿酸濃度が高まり、結晶化しやすくなります。
特に、
⚫︎ 夏場
⚫︎ 汗をかいた後
⚫︎ 飲酒後
⚫︎ 忙しくても水分摂取が少ない方
は注意が必要です。
③ 肥満・運動不足
内臓脂肪が増えると尿酸が作られやすくなり、排泄も悪くなります。
また、激しすぎる無酸素運動は一時的に尿酸値を上げることもあるため、
ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

痛風発作とは?突然起こる“激痛”
痛風発作は、血液中に増えた尿酸が針のような結晶(尿酸結晶)になり、
関節に溜まることで炎症を起こす状態です。
よくある症状:
😖 足の親指の付け根が突然痛む
😖 赤く腫れる
😖 熱を持つ
😖 歩けないほど痛い
「風が当たっても痛い」と言われるほど強い痛みが特徴です。
ただし、足の親指だけでなく、
☑️ 足首
☑️ 膝
☑️ 甲
☑️ 肘
などに起こることもあります。

痛風発作に前兆はある?
実は、完全な前兆はないことも多いですが、
次のようなサインを感じる方もいます。
⚫︎ 関節に違和感がある
⚫︎ ムズムズする感覚
⚫︎ 軽い痛み
⚫︎ 張る感じ
また、
⚫︎ 暴飲暴食
⚫︎ 飲酒
⚫︎ 脱水
⚫︎ 強いストレス
⚫︎ 急激な体重減少
の後に発作が起こることがあります。
「なんかおかしいな」と思ったら、無理をせず早めに医療機関へ相談しましょう。

尿酸値を高いのを放置するとどうなる?
尿酸値を放置した結果、“痛風発作”だけで済まないことがあります。
腎機能低下
尿酸が腎臓に負担をかけ、腎機能悪化につながることがあります。
尿路結石
尿の通り道に石(結晶)ができ強い痛みが起こることがあります。
生活習慣との関連
高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満などを伴うケースも少なくありません。
つまり、尿酸値の異常は、“体からの生活習慣サイン”ともいえます。

今日からできる尿酸値を下げる生活習慣
① 水分をしっかり摂る
目安は1日1.5〜2L程度(ほかの持病による水分摂取に制限がない場合)です。
こまめな水分補給を意識しましょう。
② 食べ過ぎ・飲み過ぎを控える
「プリン体ゼロ」だけに頼らず、総カロリーや糖質も見直すことが大切です。
③ アルコールを減らす
特にビールだけでなく、日本酒や焼酎も飲み過ぎには注意が必要です。
④ 適正体重を目指す
急激なダイエットでなく、緩やかな減量がおすすめです。
⑤ 睡眠・ストレス管理
ストレスや睡眠不足も代謝に影響します。

こんな人は早めに受診しましょう
以下のような場合は、医療機関への相談をおすすめします。
✅ 健康診断で尿酸値が高かった
✅ 足の親指などに痛みや腫れがある
✅ 痛風発作を繰り返している
✅ 家族に痛風の人がいる
✅ 腎機能異常を指摘された
症状がなくても、数値や背景によっては治療が必要な場合があります。
まとめ
健康診断で尿酸値が高いと言われても、症状がないとつい後回しにしがちです。
しかし、放置すると突然の痛風発作や、腎臓への負担につながる可能性があります。
大切なのは、早めの生活習慣改善と必要に応じた受診です。
「まだ痛くないから大丈夫」ではなく、痛くなる前の対策を始めていきましょう。


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