更年期が始まったばかりのイライラを予防・改善する生活習慣

健康

こんにちは。看護師のトトです。

「なんだか最近、ちょっとしたことでイライラする」
「前より気持ちの浮き沈みが激しくなった気がする」

そんな変化を感じるのは、更年期の始まりに多くみられるサインです。
女性ホルモン(エストロゲン)のゆるやかな減少が始まると、体も心も少しずつ変化していきます。
ということで今回は、更年期の入り口にいる方へ、イライラを予防・改善する生活習慣をご紹介します。

更年期症状が始まったと思ったら

ホルモンの変化を知ることが第一歩

更年期のイライラは、「性格の問題」ではなくホルモンバランスの変化による生理的な反応です。
エストロゲンの減少によって、脳内のセロトニン(幸せホルモン)が減り、気分が不安定になりやすくなります。

✅️「自分を責めない」ことが、最初のセルフケアです。

食事でホルモンバランスをサポート

毎日の食事には、心のを助ける力があります。

・大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)
大豆イソフラボンがエストロゲン様の働きをサポート

・魚(特に青魚)
DHA・EPAが脳の神経を落ち着かせる

・ビタミンB群(豚肉、卵、玄米)
神経の疲れを回復

・カルシム・マグネシウム(小魚、海藻、ナッツ)
イライラを鎮める

✅️カフェインや糖質の摂りすぎは交感神経を刺激するため、控えめにしましょう。

睡眠とリズムの見直し

ホルモンバランスが乱れると、眠りの質も低下しやすくなります。
質の良い睡眠は、心の安定の土台になります。

・寝る前のスマホ、テレビを控える
・温かい飲み物や軽いストレッチでリラックス
・毎日同じ時間に寝て起きる

✅️「眠れない夜があるのは自然なこと」と受け止めるだけでも、気持ちが楽になります。

軽い運動でストレスを逃す

ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動は、ストレスホルモンを減らし、セロトニンを増やします。1日10〜15分でもOKです。
「運動を頑張る」より「体を動かして気持ちをほぐす」くらいの感覚が続けやすいです。

自分を責めない・抱え込まない

更年期のイライラは、「我慢」や「気合い」ではコントロールしづらいものです。
誰かに話す、紙に気持ちを書く、深呼吸するなど、気持ちを外にだすことが大切です。

つらさが続くときは、婦人科や更年期外来での相談もおすすめです。
体質や希望に沿ったサポートを受けることも大切です。

まとめ

更年期のイライラは、「心が弱いから」ではなく、体が変化してるサインです。
食事・睡眠・運動・気持ちのケアを整えることで、ゆるやかに落ち着いていきます。

大切なのは、「我慢せず、体と心に優しく向き合うこと」です。生活習慣を工夫して、穏やかな時間を過ごせるようにしましょう。

ご精読ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました