糖尿病治療の基本!正しい食事から始めましょう。

健康

こんにちは。内科クリニックで働く看護師のトトです。

みなさんは、バランスの良い食事、心がけていますか?

朝が早くて、夜は遅い、食べる時間がない、のように生活スタイルが乱れると
朝食を抜いたり、遅い時間に夜ご飯を食べたり、お菓子をご飯代わりにしたり、、、
食生活に影響が出ると思います。

今回は!
糖尿病治療の基本でもある食事療法の「高血糖」をコントロールする食事方法をご紹介します。
糖尿病の方も、そうでない方も、ぜひ参考にしてみてください!

高血糖しくみ

食事をすると、血液中の血糖が増えます。
通常は、膵臓から分泌されるホルモン、「インスリン」の働きによって細胞に取り込まれ、
エネルギー源になります。
ところが、インスリンの働きが悪いと血液中の糖が過剰になります。
この状態が続くのが、糖尿病です。

高血糖を予防するには、食べ方や量、タイミングが大切です。

正しい食事の摂り方

糖尿病食事療法でもっとも大切なのは、一日の中で血糖値を安定させることです。

食べ方を意識する

❌️早食い:満腹感が得られる前に過剰に食べてしまいます。
→◎一口30回噛むように意識しましょう。
❌️空腹からの大食い:血糖値が急上昇してインスリンを分泌する膵臓への負担が大きくなり、糖尿病の悪化に繋がります。
→◎1日3食、規則正しい時間に食事をしましょう。次の食事が6時間以内に食べられないようなら、糖質の低い間食を摂りましょう。
❌️食事してすぐ寝る:摂取したエネルギーが消費されにくいため、体脂肪として蓄積されやすくなります。
→◎睡眠の2時間前には食事を終わらせましょう。
❌️炭水化物➕️炭水化物の献立:「ラーメンとチャーハン」「パスタとパン」「丼とそば」などは、糖質を過剰に摂取しています。
→◎主食・主菜・副菜・汁物を意識して、野菜やタンパク質を一緒に食べるようにしましょう。

血糖値スパイクを抑える

食事をすると、血糖値は上がってインスリンにより血糖値は下がります。
この、上がって、下がっての血糖値の変化が急上昇・急降下することを「血糖値スパイク」といいます。
血糖値スパイクは血管へのダメージや膵臓のインスリン分泌機能の低下させます。

そのため、1日3食の食事時間と食事量を均一にする、血糖値スパイクを予防することができます。

間食を摂らない

さきほどは、空腹後に大食いすると血糖が急上昇するといいました。
ところが、食事時間以外で間食をすると、そのタイミングで血糖値が上がってしまいます。
間食をすると血糖値はグラフは下がらず、高血糖が続いてしまう原因になります。

どうしてもデザートや甘いものが食べたくなったら、食後に食べるようにして、
血糖値が下がる時間をつくるようにしましょう。

高脂肪食は避ける

高脂肪食とは、食事全体のエネルギーに占める脂質の割合が高い食事のことです。

高脂肪食になると、食後の血糖値が長い時間にわたって持続するため、
血糖値が下がりきれないうちに、次の食事を摂ることになります。

ずっと、血糖値が高い状態になってしまうので、三大栄養素のエネルギー配分は、
◆炭水化物が50〜60%
◆タンパク質が15〜20%
◆脂質が20〜25%

を目安にしましょう。

まとめ

食事療法で必要な栄養素配分やエネルギー量を計算する「食品交換表」を理解するのは難しいです。
看護師でもです。汗

なので、食事療法を何から始めていいかわからない方は、
ぜひ今回の正しい食事を実践して、「高血糖」にならないことから意識してみましょう。

明日も元気に生きられますように。

ご精読、ありがとうございました。


コメント

タイトルとURLをコピーしました