タンパク質だけじゃダメ!筋肉量を増やすために必要な習慣。

健康

こんにちは。看護師のトトです。

筋肉量を増やしたいと思った時、多くの人が意識する栄養素は“タンパク質”。
プロテインドリンクや鶏むね肉、豆腐などを積極的に摂取する方も多いと思います。
しかし、実は“タンパク質=筋肉”ではありません
タンパク質を筋肉にするためには、他にも欠かせない要素があります。
ということで今回は、筋肉量を効率よく増やすために知っておきたいポイントをご紹介します。

筋肉にするためのタンパク質の摂り方

タンパク質は“材料”

筋肉の主成分はタンパク質
肉や魚、大豆、卵などは筋肉づくりの基本です。
体内でアミノ酸に分解されて、筋繊維の修復・合成に使われます。

必要量の目安
一般的な成人では、体重✕1.0〜1.5g/日を目安にします。
例えば、体重60kgの成人なら、1日のタンパク質摂取量は60〜90g程度が目安になります。

摂りすぎに注意
体は一度に大量のタンパク質を使い切れません。
余分なタンパク質は、体脂肪として蓄積されたり、腎臓に負担をかける場合もあります。

✅️ポイント
1日3食+間食で、バランスよく分けて摂るのが効果的です。

筋トレは“工事”

筋肉は刺激を受けないと大きくならない
筋肉は、日常生活で必要な分しか維持しません
強い負荷をかけて初めて「もっと太く強くならないと」と反応します。

仕組み
筋トレによって、筋繊維に細かいダメージが起こります。
ダメージへの修復過程で太い強い筋繊維になることができます。

効果的な方法
・自重トレーニング(スクワット、腕立て伏せ)でもOK
・1セット10〜15回で「もう無理…」と思うくらいの負荷が理想的です
・大きな筋肉(太もも、胸、背中)を中心に鍛えると代謝もアップします

✅️ポイント
筋トレをしないと“タンパク質”は筋肉に使われず、ただの栄養素として消費されます

炭水化物と栄養バランスの重要性

炭水化物(糖質)はエネルギー源
炭水化物(糖質)は、筋トレ中やその後の修復に必要なエネルギーです。
糖質が不足すると、体はエネルギーを作るために筋肉を分解します。

おすすめの食品
・主食:ごはん、オートミール、全粒パン
・補助:バナナや果物はトレーニング前後が◎

ビタミン・ミネラルの役割
ビタミンD:カルシウム吸収を助け、筋肉の働きをサポートします(鮭、きのこ、日光浴)
カルシウム:筋収縮に必須の栄養素(乳製品、小魚、青菜)
マグネシウム:エネルギー代謝や筋肉のけいれん防止(ナッツ、豆類、海藻)

✅️ポイント
“タンパク質”だけを摂るのは不完全です。
炭水化物やビタミン・ミネラルも筋肉の合成に不可欠です。

休養と睡眠は“仕上げ作業”

筋肉は休んでいる間に育つ
トレーニング中は筋繊維が壊れている状態です。休養をとることで、修復・強化され、筋肉量が増えます。

睡眠の役割
成長ホルモンが分泌されるのは主に睡眠中です。
特に入眠から最初の3時間の深い眠りが重要です。

休養の目安
・同じ部位を連続で鍛えるのは避ける
・大きな筋肉は48〜72時間の休養が必要です

✅️ポイント
❌️「毎日鍛える」よりも、⭕️「適度に休ませる」の方が効率よく筋肉量は増えます

まとめ

筋肉量を増やすには、
1.材料(タンパク質)を整える
2.工事(筋トレ)で筋肉を刺激する
3.仕上げ(休養・睡眠)でしっかり修復させる

このサイクルが揃って、効率よく筋肉を育てることができます。
“タンパク質”を摂ることだけに満足せず、増やすプロセスを重要視しましょう。

明日も元気に過ごせますように。
ご精読ありがとうございました。

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