旅行シーズン到来!糖尿病を持つ方が旅行で気をつけるべきポイントをご紹介。

健康

こんにちは。内科クリニックで働き看護師のトトです。

桜の季節になりました。すっかり暖かくなりましたね。
これから春休みで旅行する方や、ゴールデンウィーク、夏休みの計画を始める方もいるのではないでしょうか。

今回は、
糖尿病を持つ方が安心して旅行を楽しめるように、気をつけるべきポイントをご紹介します。

気をつけるべき7つのポイント

旅行は新しい体験やリフレッシュの時間を提供してくれます。
しかし、糖尿病を持つ方にとって特別な準備と配慮が必要になります。
普段の生活と異なる環境での管理が求められるので、事前にしっかりと計画を立てる必要があります。

旅行前に健康チェックと主治医に相談する

まず、旅行前にかかりつけ医に相談しましょう。特に長距離の旅行や海外旅行の場合は、
病状や服薬に関するアドバイスをもらうことが大切です。
日程に応じた内服薬やインスリンの調整、海外旅行の場合は「英文診断書」など必要なものは早めに相談しておきましょう。

【持ち物チェックリスト】
□内服薬、インスリン・注射器具、常備薬
□血糖自己測定器、センサーチップ・針、記録手帳、予備の電池 ※航空会社に持ち込みの確認必要
□ブドウ糖、飴・ラムネ・ジュースなど(低血糖時対策)
□お薬手帳(なければコピー)
□健康保険証(またはマイナンバーカード)
□糖尿病IDカードなど(日本糖尿病協会発行)
〈海外旅行の場合〉
□英文診断書(Diabetic Data Bookなど)

必要な薬や器具は忘れずに

旅行中、血糖値を適切に管理するためには、必要な薬や機器を忘れずに持っていきましょう。
血糖測定器、インスリン、必要な注射器、予備の薬など、すべてのアイテムを十分に確保しておくことが重要です。
また、薬を手荷物で持ち運び、万が一紛失した場合のために予備に準備しておくと安心です。

食事管理の徹底

旅行先では食事が不規則になりがちですが、糖尿病の方にとって食事管理は非常に重要です。
旅行中でも食事のタイミングや内容をできるだけ普段通りに維持できるように心がけましょう。
レストランでの食事選びには、低糖質のメニューを選んだり炭水化物やデザートの摂取量を調整するように意識しましょう。
必要に応じて、宿泊施設に低糖質の食事が用意できるか確認しましょう。

運動を取り入れる

旅行先での適度な運動を取り入れることで血糖値の管理がしやすくなります。
旅行中でも歩くことや軽いストレッチを行い、長時間座りっぱなしにならないようにしましょう。
また、履き慣れた靴で足のトラブルを防ぐことも大切です。

予期しない事態への準備

旅行先では予期しない出来事が発生することもあります。
血糖値が急激に上がったり下がったりすることも考えられるため、
低血糖対策として携帯用の糖分を常備しておくことが重要です。
オススメは、ドラックストアで購入できる「ブドウ糖」やラムネ・飴・ジュースなどです。
また、旅行先の病院や薬局の情報を事前に調べておくと安心です。

時差の影響

海外旅行の場合、時差がある地域への移動はインスリンの投与タイミングや食事のタイミングに影響を与えることがあります。
旅行前に時差に合わせたスケジュール調整を行い、必要に応じてインスリンの投与時間を変更することが求められる場合があります。
また、現地の時間帯に合わせた行動をするために、朝は太陽を浴びて生活リズムを整えるようにしましょう。

ストレス管理

旅行中にストレスを感じることもありますが、過度なストレスが血糖値に影響を与えることがあります。気候の変化や食事の違い、移動の疲れなどから発生するストレスを予防するために余裕のある日程や行動計画を立てましょう。また、リラックスする時間を設けて心身をリフレシュしましょう。

まとめ

糖尿病を持つ方が旅行を楽しむためには、しっかりとした準備自己管理が欠かせません。
旅行先での食事や運動、薬の管理を工夫することで安心して楽しい旅行を過ごすことができます。
今回のポイントを参考にして、旅行を楽しんでくだい!

明日も元気に生きられますように。

ご精読、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました