こんにちは。看護師トトです。
健康診断で🧑⚕️「コレステロールが高いですね」と言われたとき、
医師から甲状腺の検査を勧められたことはありませんか?
☹️ 「コレステロールと甲状腺って関係あるの❓」
☹️ 「食べ過ぎでもないのにコレステロールが高いのはなぜ❓」
実は、甲状腺ホルモンは体の代謝をコントロールする重要なホルモンであり、
その働きが低下するとコレステロール値が上昇することがあります。
ということで今回は、コレステロールと甲状腺ホルモンの関係、甲状腺機能低下症の症状、
検査や治療についてご紹介します。

コレステロと甲状腺の関係
コレステロールとは?
コレステロールは細胞膜やホルモン、胆汁酸の材料となる重要な脂質です。
しかし、血液中に増え過ぎると、動脈硬化の原因になります。
主な種類は以下の2つです。
🩸LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
肝臓から全身へコレステロールを運びます。
増え過ぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化を進行させます。
🩸HDLコレステロール(善玉コレステロール)
余分なコレステロールを回収して肝臓へ戻します。
動脈硬化を予防する働きがあります。
甲状腺ホルモンとは?
甲状腺は首の前側にある小さな臓器です。
ここから分泌される
⚫︎T3(トリヨードサイロニン)
⚫︎T4(サイロキシン)
というホルモンが全身の代謝を調整しています。
甲状腺ホルモンには
⚫︎ エネルギー消費を増やす
⚫︎ 体温を維持する
⚫︎ 心臓の働きを調整する
⚫︎ 脂質代謝を促進する
といった役割があります。

なぜ甲状腺が低下するとコレステロールが上がるの?
甲状腺ホルモンは肝臓でのコレステロール処理を促進しています。
しかし、甲状腺機能低下症になると、
① LDLコレステロールの回収能力が低下する
肝臓にあるLDL受容体の働きが弱くなります。
その結果、血液中のLDLコレステロールが増加します。
② コレステロールの分解が遅くなる
胆汁酸への変換が減少し、コレステロールが体内に残りやすくなります。
③ 基礎代謝が低下する
脂質の利用効果が落ちるため、血液中の脂質が増えやすくなります。
つまり、
「コレステロールが高い原因が食生活ではなく甲状腺機能低下症だった」
というケースも少なくありません。
こんな人は甲状腺機能低下症が隠れているかもしれません
コレステロール高値に加えて、次の症状がある場合は注意が必要です。
😖 疲れやすい
十分寝ても疲れが取れない。
😖 寒がりになった
周囲より寒さを強く感じる。
😖 むくみやすい
顔や手足がむくむ。
😖 体重が増えた
食事量は変わらないのに体重が増加する。
😖 便秘
腸の働きが低下します。
😖 肌や髪の乾燥
代謝低下により起こります。
😖 脈が遅い
心拍数が低下することがあります。

健康診断でコレステロール高値だったら何を調べる?
医療機関では次のような検査を行います。
🏥 血液検査
⚫︎ TSH
⚫︎ FT4
⚫︎ FT3
を測定します。
甲状腺機能低下症では
⚫︎ TSH高値
⚫︎ FT4低値
となることが一般的です。
甲状腺自己抗体
自己免疫による甲状腺疾患が疑われる場合に検査します。
代表的な疾患は、橋本病です。
甲状腺機能低下症を治療するとコレステロールが改善する?
原因が甲状腺機能低下症であれば、甲状腺ホルモン製剤による治療で
⚫︎ LDLコレステロール低下
⚫︎ 中性脂肪改善
⚫︎ 動脈硬化リスク低下
が期待できます。
コレステロールの薬を始める前に甲状腺機能を確認することで、
根本原因を見つけられる場合があります。
コレステロール高値=食べ過ぎとは限らない
コレステロールが高い原因には、
⚫︎ 食生活の乱れ
⚫︎ 運動不足
⚫︎ 肥満
⚫︎ 遺伝
⚫︎ 糖尿病
⚫︎ 腎臓病
⚫︎ 甲状腺機能低下症
などさまざまな要因があります。
特に女性は40代以降になると甲状腺疾患の罹患率が増えるため注意が必要です。
まとめ
健康診断でコレステロールが高いと言われた場合、
食事や運動だけでなく甲状腺機能の異常が隠れていることがあります。
甲状腺ホルモンは脂質代謝に深く関わっており、
機能が低下するとLDLコレステロールが上昇しやすくなります。
特に、
⚠️ 疲れやすい
⚠️ 寒がり
⚠️ むくみ
⚠️ 体重増加
⚠️ 便秘
などの症状がある方は、一度甲状腺機能の検査を受けてみることをおすすめします。
コレステロール値の改善には、
数値だけを見るのではなく「なぜ高いのか」という原因を見つけることが大切です。


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