こんにちは。看護師のトトです。
今年もインフルエンザの流行シーズンがやってきました。
朝晩の冷え込みが強くなり、体調を崩す人も増えていますね。
発熱や喉の痛み、咳などの症状が出ると、「インフルエンザ?」「コロナ?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、インフルエンザとコロナの感染症の違い、受診の目安、家庭でできる対処法をご紹介します。
インフルエンザに感染したと思ったら
インフルエンザとコロナの違い
どちらもウイルスによる感染症で、発熱や咳、倦怠感などの症状が出るため、見分けがつきにくいですね。しかし、発症の仕方や症状の出方に少し違いがあります。
■インフルエンザ
発熱:急に高熱(38℃以上)
喉の痛み:強いことが多い
倦怠感・筋肉痛:強い
咳・鼻水:あり
味覚・臭覚異常:まれ
潜伏期間:1〜3日
■コロナ
発熱:緩やかに上がることもあり、微熱で済ことも
喉の痛み:軽度〜中等度が多い
倦怠感・筋肉痛:個人差が大きい
咳・鼻水:咳は長引く傾向があり
味覚・臭覚異常:出ることがある
潜伏期間:2〜7日程度
インフルエンザは「急に高熱は出て、全身の倦怠感や関節痛が痛い」のが特徴です。
一方でコロナは、「喉の違和感や咳から始まり、症状が長引く」というパターンが多くみられます。
どんな症状なら受診する?
軽い風邪との見分けは難しいですが、次のような場合は早めの受診をおすすめします。
・38℃以上の発熱が続く
・強いだるさや関節痛、筋肉痛がある
・咳や喉の痛みが悪化している
・水分や食事がとれない
・持病(糖尿病・心臓病・喘息など)がある
・高齢者、乳幼児、妊婦の方
インフルエンサーは発症から48時間以内に抗ウイルス薬を使うと効果的です。
「もう少し様子を見ようかな…」と思っているうちに受診が遅れると、薬の効果が弱くなることもあります。症状が強いと感じたら、早めに医療機関へ相談してみてください。
家庭でできるセルフケア
✅️十分な休養と水分補給
発熱時は体内の水分が失われやすいため、こまめに水分補給をしましょう。
✅️部屋の湿度を50〜60%に保つ
ウイルスは乾燥に強いため、加湿が感染予防に役立ちます。
✅️無理に食べなくてOK
消化に良いものを少しずつにして、体力回復を優先しましょう。
✅️家族への感染を防ぐために
マスク着用・手洗い・こまめな換気を心がけましょう。
予防のポイント
✅️ワクチン摂取
発症や重症化を防ぐ効果があります。早めの接種がおすすめです。
✅️人混みを避ける・手洗いの徹底
日常の基本が一番の予防です。
✅️栄養と睡眠をしっかりとる
免疫力を保つための生活習慣も大切です。
まとめ
インフルエンザもコロナも、発熱や喉の痛みなど似た症状が多く、見分けがつきにくい感染症です。「急に高熱が出た」「体がだるくて動けない」などのときは、早めの受診をおすすめします。
また、体調を整え、しっかりと休養をとることが回復の近道です。
予防と早期対応で、この冬も元気に乗り切りましょう!
明日も元気に過ごせますように。
ご精読ありがとうございました。

コメント