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関節リウマチのくすりと治療法 | 幸せが一番、健康も一番

関節リウマチのくすりと治療法

健康

こんにちは。内科クリニックで働く看護師のトトです。

前回の記事では「関節リウマチの関節症状と診断ポイント」について紹介しました。
今回は、関節リウマチと診断されたら、どのような治療を行っていくかを紹介します。

関節リウマチとは

関節リウマチは、免疫機能の異常によって主に手足の関節が腫れたり、痛みがでたりする「自己免疫疾患」の一つです。体の免疫システムが自分自身の関節を攻撃してしまうことで、関節の滑膜に炎症が起き、進行すると骨や軟骨が破壊されて関節の変形や機能障害を引き起こします。

主は治療法

薬物療法

抗リウマチ薬(DMARDs)
・メトトレキサート(第一選択)
・サラゾスルファピリジン、ブシラミンなど

生物学的製剤・JAK阻害薬
・点滴や皮下注射タイプ
・飲みくすりのJAK阻害薬

その他の治療

・ステロイド薬(短期的に使用、炎症抑制目的)
・鎮痛薬(NSAIDsなど)
・リハビリや運動療法(一般的なクリニックでは行っていない)
・手術療法(必要な場合)

生物学的製剤のQ&A

生物学的製剤ってどんなくすり?

生物学的製剤は、関節リウマチの炎症や関節の破壊を止めるくすりです。体の免疫の働きを部分的に抑えることで、関節の腫れや痛みを改善します。注射や点滴で使用するのが特徴で、メトトレキサートなどのくすりで効果が不十分な場合に使用することが多いです。

飲みくすりとどう違うの?

一般的な飲みくすり(抗リウマチ薬)は化学的に作られたくすりですが、生物学的製剤は生きた細胞を使って作られる「バイオ医薬品」です。そのため、よりターゲットを絞って免疫の異常をピンポイントで抑えることができます。しかし、効果が高い反面、注射や点滴で投与する必要があります。

どんな種類があるの?

生物学的製剤にはいくつか種類があり、作用するターゲットによって分類されます。
・TNF阻害薬(例:エンブレル、フュミラ)
・IL−6阻害薬(例:アクテムラ)
・T細胞を抑えるくすり(例:オレンシア)

これらは、患者さんの症状や体質、生活スタイルに合わせて選ばれます。

自分で注射するのは怖くない?

最初は不安かもしれませんが、多くの患者さんは「慣れたら、大丈夫になった」とおっしゃっています。デモ機を使用して、導入前に看護師と一緒に注射の練習をするので安心して始められる方が多いです。また、自信が付くまで一緒に練習したり、通院の負担はありますが医療機関で投与することも可能です。

副作用はありますか?

生物学的製剤は免疫を抑えるくすりなので、感染症にかかりやすくなるリスクがあります。風邪や肺炎、結核などに注意が必要です。治療中は定期的な血液検査を受けたり、体調の変化があれば早めに主治医に相談することが大切です。

まとめ

関節リウマチと診断されると、ほとんどの方が長く付き合っていかなければならない病気です。しかし、適切なケアを受ければ、痛みを抑え、日常生活を快適に過ごすことが可能です。
適切な治療を行うためには、症状をきちんと主治医や看護師に伝えることも大切なことです。不安や疑問があれば1人で抱え込まず、医療者に相談してくださいね。

明日も元気に生きられますように。

ご精読ありがとうございました。

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