こんにちは。看護師のトトです。
「なんか足の親指が痛い…」「腫れて歩けない…」それ、もしかして通風発作かもしれません。
実は、夏は通風のリスクが高まる時期です。
暑さで汗をかき、水分が不足すると、体内の尿酸値が一気に上がり、通風発作を起こしやすくなります。
ということで今回は、夏に通風が増える理由と、日常でできる予防対策をご紹介します。

夏に注意したい通風発作
通風ってどんな病気?
通風とは、血液中の尿酸値が高くなり、関節に尿酸の結晶がたまることで起こる炎症です。
特に足の親指の付け根に起こることが多く、「風が当たるだけで痛い」ほどの激痛が特徴です。
放っておくと、関節変形や腎臓病のリスクもある、おもに生活習慣が原因でなる病気です。
なぜ夏に通風が増えるの?
主な理由は「脱水」と「食生活の乱れ」です。
✅️1.脱水で尿酸が排出されにくくなる
汗で水分が失われると、尿の量が減り、尿酸が体内に溜まりやすくなります。
✅️2.ビール・冷たいおつまみの摂りすぎ
夏の定番である「ビール+枝豆・焼き鳥」などのメニューには、プリン体が多く含まれる食品が豊富です。そのため、尿酸値が急上昇する傾向があります。
✅️3.暑さで食欲が落ち、栄養バランスが乱れる
ビタミンB郡やミネラル不足は、尿酸代謝をさらに悪化させてしまいます。
夏の通風予防の3つのポイント!
POINT1.水分を「こまめに」「意識して」摂る!
1日2リットルを目標に摂りましょう。オススメは常温の水や麦茶です。
POINT2.ビールはほどほどに、プリン体を減らす!
「プリン体ゼロ」でも、安心は禁物です。アルコール自体が尿酸の排出を妨げます。
POINT3.夏野菜や海藻類でバランスを整える!
キュウリ・トマト・オクラ・わかめなどは尿をアルカリ化して尿酸を排出しやすくしてくれます。
通風の方にオススメの食品とNG食品
⭕️食べてOK食品(排尿促進・尿酸抑制)
・トマト・キュウリ・スイカ・海藻類
・大豆製品・きのこ・玄米
❌️控えたい食品(プリン体・アルコール多)
・レバー・干物・魚卵・ビール・清涼飲料水
・肉の脂身・濃い出汁のスープ・甘い菓子パン
まとめ
夏はイベントも多く、ついついお酒が進む季節です。
楽しい時間を過ごすためにも、通風のリスクを知っておくだけで「痛みで寝られない夏」から、開放されるかもしれません。
水分補給とバランスの良い食事で、通風発作知らずの夏を過ごしましょう。
ご精読ありがとうございました。




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