こんにちは。内科クリニックで働く看護師のトトです。
みなさんは、コンビニやスーパーの惣菜、ファストフードを食べたとき
『しょっぱい(塩辛い)』と感じますか?
もし、塩辛いと感じない方は、普段から濃い味を食べ慣れているかもしれません。
味の好みは個人差が大きく、【濃い味】【薄い味】を他の人と共有認識するのは難しいです。
高血圧の患者さんの多くは『塩分を気にしてる』と話していますが、
実際に検査をすると、推定塩分摂取量は10g以上の方、
中には日本人の平均よりも多い15g以上の方もいます。
ということで、今回は!
高血圧症と診断された方、血圧を注意された方におすすめする
食生活をご紹介します。

塩分摂取量を減らす
なぜ減塩が必要なの?
塩分(ナトリウム)を摂り過ぎると、血液の浸透圧を一定に保つために体内に水分が保持されます。
その結果、血管を流れる血液量が増えるので血管の壁が圧迫されて血圧が上がるからです。
塩分摂取量は一日6g未満
これは、日本高血圧学会や厚生労働省のガイドラインに基づく目標値です。
塩分6gは、一般的なサラサラした食塩の場合は、小さじ1杯くらいです。
でも、
毎日毎日、摂ってる塩分量を調べるのは難しいですよね。
自分で出来る簡易検査や、料理をする毎に塩分を計測するのは大変だと思います。
なので、おすすめは簡単に塩分量を確認できる栄養管理アプリの活用です。
もっとも簡単な減塩方法は?
ずばり、食事量を減らすことです。
え?
と、思いますが、今食べてる食事量で一日10gの塩分を摂取していると仮定して、
塩分を1g減らしたいとときは、今の食事量の9割にすれば良いのです・・・
といっても、ちょっと乱暴なやり方なので、
おすすめは、今使っている調味料の次の買い替えのタイミングで、減塩タイプにすることです。
でも、
割高だったり、味が薄かったりで抵抗もある方もいるはずです。
そんな方は、調味料は変えず使用量を減らすのが良いですね。
具体的な減量方法
休日や外食、会食などを除けば、毎日そんなに変化のない食事ではないでしょうか。
過去1週間の食事内容を思い浮かべてください・・・
その中に、必ず『塩分』を減らせる『食品』があるはずです。
例えば、カップ麺1個の塩分量は5.5g、味噌汁1杯は1.5g、ウインナー3本は1.1gです。※
※参考:日本食品成分表
今日からできるリアルな減塩の工夫をご紹介します!
□麺類のスープは飲み干さない(半分以上は残す)
□味噌汁の汁は器によそう時点で少なめにする(これまでの2/3以上少なくする)
□調味料(特に醤油やソース)は食べてから、味が薄かったら追加する(極力追加しない)
□納豆のタレは使わない(おすすめは、かんたん酢で代用)
□加工肉(ソーセージ・ハム・ベーコン)は極力食べない
□買った弁当の隅に入ってる漬物は食べない
まとめ
他にも減塩方法は色々ありますが、
味が薄くなるのは食欲が減る原因になります。
大きな努力、大きな変化はストレスになるので、(ストレスも血圧を上げる要因になります)
苦なく継続が出来るくらい小さく始めてみましょう。
暖かくなり、血圧が安定する時期ですが、
引き続き血圧を管理で、健康寿命を長くなりますように。
そして、
明日も元気に生きられましょうに。
ご精読、ありがとうございました。

コメント